葛飾区の内科・循環器内科
東京都葛飾区東立石1-1-8

循環器内科

 

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循環器疾患

循環器内科は、主に心臓と血管の疾患を扱う専門科です。 


循環器系の疾患とは、虚血性心疾患と呼ばれる狭心症や心筋梗塞、心臓弁膜症、不整脈、心筋症、心筋炎、うっ血性心不全、閉塞性動脈硬化症、大動脈瘤、頸動脈硬化症など様々あります。このうち特に狭心症、心筋梗塞、大動脈瘤や動脈硬化症は、加齢とともに、糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満、高尿酸血症、腎機能障害などの生活習慣病が複雑に絡み合って発症することがわかっています。
逆に考えれば、生活習慣病を複数抱えている人ほど循環器疾患を発症する危険性の高い人であり、生活習慣病を改善すれば循環器系疾患の危険性を減らすことができるということになります。
また、一度でも循環器系疾患を発症したことがあると、再発を起こす危険性は初発の時より高いため、再発予防のため生活習慣病の改善はより重要になってきます。
 
当院では、こういった循環器疾患を将来発症する危険性の高い方をそうならないように管理、対策していく(1次予防)ことと、既に心臓病や脳卒中などを起こしてしまった方が再び病気に見舞われないように管理していく(2次予防)ことに特に重点を置いています。 以下に主だった循環器疾患に対する当院の取り組みを列記いたします。 ご不明な点がございましたらご相談ください。

1)狭心症・心筋梗塞に対するカテーテル治療後

狭心症や心筋梗塞などでステント治療を受けると、だいたい1年後に再発(再狭窄)の有無を確認するために再度造影検査を行うことになります。その検査で再狭窄を認めなければ病院の担当医から「問題ありませんでしたからあとは近隣の開業医に診てもらいましょう。」と言われることが多いかと思います。 当院では心電図、レントゲンに加え、心エコーやホルター心電図にて定期的にチェックいたします。万が一異常が見つかれば、元の病院へ当院から連絡し対応いたします。
 

2)心房細動や期外収縮などの不整脈

脈の乱れや動悸が頻繁に出現するときは、原因が不整脈かどうかの判定が重要です。当院では24時間心電図検査などで不整脈の診断、治療が必要かどうかの判定を行います。 また、心房細動と診断された方は「心原性脳塞栓症」を予防する為に血をサラサラにする抗凝固療法が必要になることがあります。最近はカテーテルアブレーションにより心房細動自体を根治できるようにもなってきました。
 

3)人工ペースメーカー植え込み後のペースメーカーチェック(注:現在は休止中)

人工ペースメーカーの植え込み後は、電池の消耗具合や不整脈イベントの確認など定期的に点検が必要になります。そういったペースメーカーの点検を遠くの病院まで行くことなく当院で行えます。ペースメーカーは電池の消耗等で交換が必要になりますが、点検で交換が必要と判断した場合は手術を受けた病院へ連絡し対応いたします。まずは現在の病院の担当医にご相談下さい。
 

4)心臓弁膜症

健康診断などで心雑音を指摘された場合は心臓弁膜症の可能性があります。治療対象のものは限られますが、心エコーにて障害弁の種類、重症度、心機能の程度が判定できます。
 

5)心臓手術後や心不全

β遮断薬やアミオダロンなど用量調整や副作用を慎重に見極める薬剤を服用されていると、NT-proBNPなど心不全マーカーや胸部レントゲン、心エコーなどで細やかにチェックしていく必要があります。こういった対処も当院で行っていきます。