葛飾区の内科・循環器内科
東京都葛飾区東立石1-1-8

生活習慣病

HOME > 診療のご案内 > 生活習慣病

生活習慣病が気になる方へ


そもそも生活習慣病とは、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、痛風といった、生活習慣や体質によって起こる慢性疾患のことをいいます。

生活習慣病は無症状な事が多く、また病気が進むと様々な合併症を引き起こします。特に心臓病、脳卒中、大動脈の病気、腎臓病などの重篤な病気のリスクが高まります。治療については、生活習慣やライフスタイルを変える事から始め、食事の取り方や内容、運動の種類や量、嗜好品(たばこやお酒)、睡眠時間、ストレス管理に至るまで、幅広く考えていく事が必要となります。

主な生活習慣病

高血圧

血圧が高い状態が続く事で血管の壁に圧力が掛り、その結果血管を傷めて次第に血管が硬くなり動脈硬化へとつながります。
高血圧の原因は特定されていませんが、遺伝的要因と食生活(塩分の高い食事)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、または運動不足や精神的なストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされると考えられております。 高血圧は様々な疫学調査で脳卒中や心臓病の重大な危険因子であることが判明しています。 では、血圧がいくつくらいから重大な疾病の危険性が上昇するかご存じでしょうか。
日本国内の様々な疫学調査で共通して、140/90 mmHgを超えてくると脳卒中や心臓病の危険性が上昇しています。しかも比較的軽症の高血圧でも脳卒中や心臓病による死亡の割合が高いことがわかったのです。そこで国は2012年に「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を立ち上げて、2022年までの10年間に国民の収縮期血圧(上の血圧)の平均値を4mmHg低下させることを目標に掲げています。
この健康日本21は血圧だけではなく、コレステロールや糖尿病、タバコなど複数の危険因子を改善させて健康を維持することを目指していますが、その中で特に血圧を下げることが重要な役割を担っています。国の予測では、血圧をたった4mmHg下げるだけで、脳卒中死亡率は男性で8.9%、女性で5.8%低下し、狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患死亡率は男性で5.4%、女性で7.2%低下すると推計しています。パーセントではピンと来ませんが、脳卒中による死亡を男女合計で年間約1万人、冠動脈疾患死亡を男女合計年間5千人減らすことができると予測しているのです。
逆に考えれば、血圧はそれだけ油断ならないということですね。

糖尿病

糖尿病は、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌が悪かったり、または分泌されていても十分に作用しないなどの原因で血糖値の調整ができずに、血糖値が高値になってしまう病気です。
血糖値が高値になるということは、エネルギーとして細胞の中に運ばれるものが運ばれずに血液中にあふれているということですから、筋肉や内臓など全身の組織がエネルギー不足となり様々な障害が生じます。また血糖値が高い状態は血管そのものも傷めてしまい、結果的に脳卒中や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患を引き起こす原因となってしまいます。 糖尿病の初期の症状として以下のようなものがあります。
  • のどの渇き
  • 頻尿・多尿
  • 全身倦怠感
  • 動悸・頻脈
  • 立ちくらみ
  • かすみ目
  • 手足のしびれ
  • 体重減少
  • 性欲減退

高脂血症(脂質異常症)

高脂血症とは、血液中を流れるコレステロールや中性脂肪などの脂質成分が適正な範囲を超えて上昇した病態のことを言います。
食事から取り込んだ脂肪分は腸管から吸収されて、肝臓で再処理を受けたあと、血液を通して全身へ運ばれ、エネルギー源あるいは細胞を造る材料として適切に利用されます。この収支バランスが崩れると血液中に脂質成分が過剰に溜まった状態が高脂血症です。 一般的に血液検査などで測定するコレステロールには、悪玉と言われるLDLコレステロールと善玉と言われるHDLコレステロール、食事の影響が一番強く出るトリグリセライド(中性脂肪)があります。
高脂血症も最近は「脂質異常症」と呼ぶことが多くなってきましたが、これは善玉コレステロールのみが高くても「高脂血症」と病名扱いするのはそぐわないとのことからです。 血中コレステロールが異常高値であっても、通常何ら自覚症状は現れません。症状が現れないにもかかわらず知らず知らずのうちに徐々に全身の血管の動脈硬化が進み、あるとき突然心筋梗塞や脳梗塞を発症する恐れが生じるのです。

痛風(高尿酸血症)

痛風とは、足の親指のつけ根などの関節に炎症を起こして、強い痛みを伴う病気です。血液中の尿酸値が高いと関節に尿酸の結晶がたまり、突然強い炎症を起こします。
発作的な痛みの症状がおこるため、痛風発作と呼ばれています。発作が続くと足首や膝の関節までも痛み始め、発作の間隔が次第に短くなり関節を破壊していきます。また腎臓を傷めることもあり放置できない病気の一つです。
30代、40代男性での発症が多く、女性は痛風全体の1~2%くらいの割合で、男性に圧倒的に多い病気です。
尿酸値を上昇させる要因には遺伝的なものと環境要因があります。環境要因には、飲酒を含めた食生活の問題、ストレスや過度の運動・季節などによる脱水、特定の薬剤の影響などがあります。